堀川鋳金所は、この道90数年の歴史を持ち、岡崎雪声の流れをくむ島政吉の門人として、初代 堀川了之吉によって設立

されました。先代 堀川次男が(有)堀川鋳金所として会社組織に変更し、現在、守り抜かれた伝統の技術は、三代目松本隆一

へと受け継がれています。

 あらかわショッピングモールでは、著名建築物の装飾金具を始め銘板、置物、胸像、工芸品及び展覧会、作家作品を手掛ける

松本隆一氏の作品を購入することができます。

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花器製作の工程

@吹き(1分37秒)

 鋳金とは原型を型にとり、その型に溶けた金属を流し込んで作品を作る技法です。

 松本さんはデザインから型の形成、鋳造、仕上げまですべて行っています。

 鋳型ができるまでの工程は、どのような作品を作るか構想し、完成形をイメージ

しながらデザインし、原型を作り、それから鋳型を作成します。

 ここでは溶けた金属を流し込むところからご紹介します。

 炉に火を入れ、金属が溶解する温度まで火力を強めていきます。燃料はコークス

を使っています。まず、溶けた金属を流し込む前に、鋳型をガスバーナーで焼成し

ます。この作業は水分を飛ばし、型に強度を持たせて湯流れを良くするためです。

 金属を溶解します。溶解した金属は鋳型(いがた)に、湯口(ゆぐち)と呼ばれる

入り口から流し込みます。一番緊張する瞬間です。この流し込む作業を「吹き」と

言います。

 溶けた金属の温度や鋳型の温度、鋳込みのタイミングなどは、地金、鋳型の

大きさなどで違い、この作業で作品の良し悪しが大きくかかわります。流し込んだ

鋳型は、中の金属が固まるまで冷まします。

 

A研磨(2分8秒)

 冷めて固まった金属を鋳型から取り出します。

 鋳型の砂を取り除き、湯道、バリ等を切り取ります。

 続いて研磨の作業です。目の粗いやすりから細かいやすりをかけて、表面を整え

ていきます。

 また、型を支えていた穴を埋めたり、流し込んだ時にできたくぼみなども埋めて

いきます

 

 

 

 

Bみそ焼き、煮上げ、完成(2分17秒)

 「みそやき」と呼ばれる技法で模様をつけます。

 「みそやき」とは、糠味噌(ぬかみそ)と硫黄を表面に塗り焼いて模様をつける

作業です。

 続いて煮上げの作業です。色をつける作業です。表面に傷がないか最後の確認

を行い、大根おろしを表面に塗ります。それから緑青、硫酸銅などを混ぜて沸かし

た液体に、磨いた金属を入れて煮ます。大根おろしを塗ることによって独特な色合

いがでます。一度に色をつけるのではなく、薄く色づけていくため、この作業をくり

かえします。

 

 

C作品作りについて(2分20秒)

 松本氏に作品作りににかける想いを語っていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成品

 

 

●○松本隆一氏 プロフィール○●

 松本さんは、昭和45年に多摩美術大学を卒業。会社勤めを経て、昭和50年に、堀川次男氏(故人、元荒川区指定無形文化財

保持者)に師事し、鋳造についての技術を学んだ。同時に仕上げ処理の部分について、渡辺 正氏(紫綬褒章、勲四等)に学び

 修行をつんだ。

 昭和63年に伝統工芸日本金工展に入選した後、様々な賞を受賞し、平成13年度には、同展で文化庁長官賞を受賞した。

 また、平成15年度本展50回記念展にて日本工芸会奨励賞を受賞。

 現在、(社)日本工芸会正会員。平成12年度に荒川区登録無形文化財保持者に認定。

 

○●○○ 松本隆一氏 作品集 ●○○●

朧銀 八面一輪挿し

 

 

蝋型鋳銅 蓋置「市松」

  

 

蝋型鋳銅 蓋置「五稜郭」

 

 

梵字ペンダント 「阿」(金製)

  

 

水滴 「かたつむり」

  

 

文鎮 「りす」

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銀製香立て

 

 

香合

 

 

 

 

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